「レスパイトケア(介護から開放される時間)」を大切にしませんか

わたしの暮らし・日常
スポンサーリンク

近年、介護をする家族の方のケアの重要性が高まっています。

「介護」は必要になった本人も大変さはあると思いますが
支える家族は「精神的な負担」「身体的な負担」に加え、
多くの場合「経済的な負担」も抱えることとなり
「介護疲れ」を感じていきます。

我が家でも
・大黒柱が交代となり
・パートナーであったパパ様に頼れる部分が少なくなり
・夜、トイレに徘徊するパパ様のため、家族中が不眠の毎日になり
・介護費用を賄うことも大変
な状態になっていました。

特に、夜間ぐっすりと眠れない身体的負担は大きく
一緒に暮らす私たちはヘトヘトになりました。

ここで、介護を見直し
レスパイトケアを利用することを考えてみました。

レスパイトケアとは

レスパイト「respite」という言葉を耳にしたことはありますか?
英語で一時中断、小休止、息抜きなどを意味する言葉です。

「レスパイトケア」は
介護者が一時的に介護から解放され
リフレッシュや休息をとる「介護者のため」のケアを指す言葉です。

「介護のケア」は介護を必要とする方のためのケアであり、
「レスパイトケア」は介護する方のためのケアを表します。

長く続きやすい介護生活では、
介護する側・される側、両方の生活の質を保つためにも
レスパイトケアの重要性が高まっています。

デイサービス・ショートステイを利用する

デイサービス・ショートステイの利用は
要介護者が施設で過ごすため、
家族は一時的な休息を取ることができます。

特に、ショートステイは日中だけでなく
お泊まりで利用できるので
夜に眠ることができない私たち家族にとっては
神サービスでした。

介護者である私は
お仕事、掃除、洗濯、買い物など
介護以外にもやることが山のようにあります。

それなのに、
貴重な休日は
受診の付き添いや
ケアマネージャーの月1回の訪問対応のために
などなど
自分の時間を使わなければなりません。

私は一体いつお休みが取れるのだろう・・・と
悲しい思いをしたこともあります。

そのような思いをしないためにも
自分の休息は積極的に取ることが大切です。

介護者の休息も大切にしたケアプランを
立てていただきましょう。

自分の楽しみは最優先に考える

パパ様の介護をするようになってから
自分の時間を取ることが難しくなってきました。

お仕事だけでもクタクタな状態なのに
家に帰ると家事に介護と続きます。
このまま人生が終わってしまうのかと不安になった程です。

楽しくない毎日を送っていたら
心の疲れなんて取れるはずがありません。

そう考えて
毎日、何をおいても
自分の楽しみの時間を持つことにしました。

好きな漫画を読む
好きな You Tube チャンネルを見る
ワクワクすることをする

時には
旅行や舞台を見にいく
一日がかりのショッピングの予定を入れることにしました。

そして、大切なことは
できなかった家事や介護があっても
最低限できていればOKとして
自分を責めないことです。

最終的に整えば『良し』としています。

ホームヘルプを利用する

パパ様の介護をしていて
「これは私がやらなくてはいけない」
「夫婦だから仕方がない」
と思って、義務としてやっていた介護が多々あります。

正直言いまして
私は「介護」が得意ではありません。。。

ですが、
家族は助け合っていくものだ
という固定観念がありましたので
パパ様の介護については
全て自分が背負わなければならないと思い込んでいました。

でも
「自分以外の人でもできる介護」なら
他の人にお願いしても良いと思いませんか。

そこで私は訪問介護を利用することにしました。

自分にしかできないところだけは自分が行い
その他の介護は
できる限り他の人にお願いする。

これも
レスパイトケア(介護から解放される時間)
のひとつだと思います。

自分がボロボロになってはいけません。
他人の力を上手に借りていきましょう。

いざと言うときの「レスパイト入院」を知っておく

こちらは医療保険で利用できるサービスです。

医療的な処置が必要な要介護者の方は一般的な介護施設で受け入れられない場合があります。
そのような時は医療機関でレスパイト入院ができる場合があります。

また、介護者の介護疲れなどで介護の継続が困難と医師が判断した場合にも
入院できます。

緊急事の選択肢として知っておくと
心の安心材料が増えますね♪

まとめ

我が家では積極的に介護から離れるように心がけ
家族(介護者)の負担が軽くなるようにしています。

私たち家族が幸せに暮らせなければ
介護されるパパ様も幸せにはなれません。

自分自身のために使える時間や休息は
その人の人生にとって最も大切なことのひとつです。

「介護」に振り回されず
自分の人生を生きていくために
自身の時間を作り出すように心がけていきたいと考えています。

毎日の介護に追われている方は
介護から解放される時間(レスパイトケア)を作り出せるように
日々の介護を見直してみてはいかがでしょうか。

あなたの人生に輝きを取り戻す第一歩になるかもしれません。

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました